
お小遣いを増やしたいのはもちろん、投資もはじめたい。だけど、そもそも今の給与だとお金が余らない。
そのような40代のひとたちに、今回は節約の常識を紹介します。
40代だと、家庭を持っている人も多いので、節約できることの制限が多いです。
そのため、節約できることを1つ1つチェックしていき、積み上げていくことが重要です。
この記事は、次のような人たちに参考となる内容です。
- お金に余裕がなく投資や貯蓄をする余裕がない
- 給与は頭打ちで増えないが、今後子供の教育費など出費が増えそうで不安
- 無駄な支出をしてそうだけど、何を改善すればよいのかわからない
- 節約はしたいけど、節約しすぎて不便な生活はおくりたくない
では、本文にて詳しく説明していきます。

目次
毎月の固定費から見直す

毎月発生する固定費を削減できると節約効果は大きいです。
固定費は自動で引き落とされていくので、契約を変えてしまえば節約を継続することが容易です。
次にあげる費用を中心に見直してみましょう。
- 住宅費
- 車に関する固定費
- 生命保険
- 通信費、光熱費
- サブスク

住宅費
40代が住宅費を見直すのは、かなり難しいかもしれません。既に購入して住宅ローンを組んでいる人も多数いると思います。
以下の内容をチェックして、対応できるものは検討してみましょう。
- 【賃貸】見栄をはりたいがために、家賃の高い物件に住んでいないか?
- 【持家】住宅ローンの借り換えをすることで、返済額を減らせないか(金利1.5%以上の人)?
もし、見直すことが出来れば、2~5万円は減らすことができるので、効果としてはとても大きいです。

車に関する固定費
車を所有する必要性を考えたうえで所有を検討しましょう。交通の便がよい首都圏に住んでいる人が主な対象です。
地方など車がないと生活がとても不便になる場合は、無理をして削減する必要はありません。
- 今の生活に車は必要なのか?
- 乗る頻度が少ない場合レンタカーではだめなのか?
普段から車になれていると手放すことは難しいですが、駐車場代や保険料などを考えると削減効果は大きいです。

生命保険
日本人が最も多く無駄に払っている固定費は生命保険です。毎月5千円以上払っている場合は、払い過ぎとなるため見直したほうがよいです。
日本は社会保険が充実しているので、以下のポイントだけおさえておきましょう。
- 生命保険に加入したほうがよいのは小さな子供がいる家庭
- 生命保険は掛け捨て型で、月に2~3千円でも充分
- 学費保険に入るなら自分で投資したほうが効率がよい
社会保険制度について詳しく把握しておけば、生命保険は最低限でよいことがわかります。

携帯電話料金、光熱費など
もし、大手キャリアの携帯電話を使っているようであれば、すぐに格安SIMにかえたほうがよいです。
携帯電話料金は家族全員のものを見直すと、かなりの額が削減されます。
また、家族割などの割引プランや、光熱費なども一緒のプランで加入することで、大きく割引が受けられます。

サブスク
ネットフリックスやAmazonなど、エンタメの月額利用サービスで毎月発生する固定費を見直しましょう。
1つ1つは大した金額ではないのですが、全てをトータルすると結構なお金がかかっている場合があります。
これは、利用頻度の低いものや、ジャンルが重複しているものがあれば、見直す程度です。

日々の習慣を見直す

次にあげるのは、日々の生活習慣を見直すことで、支出を抑えることです。
多くの人が節約というと生活習慣の改善を想像しますが、既に習慣化しているものを変えるのは相当難しいです。
そのため、ゼロに抑えるというよりも頻度を抑えることを心がけましょう。
主に次にあげるものが対象となります。
- お酒やタバコ
- お金のかかる趣味
- 出社時の飲食代

お酒やタバコ
嗜好品の代表として、お金がかかるけれどもなかなか辞められないのがお酒とタバコです。依存度が高く急には辞められないので、徐々に減らしていくのがよいです。
お酒については飲むと正しい判断が出来なくなるため、「2杯まで」「2次会に行かない」など予めルールを決めておきましょう。

お金のかかる趣味
ゴルフやスキューバダイビング、スキー・スノボーなどがあげられます。
プレイ料金だけではなく、現地まで行くための交通費もかかるので、趣味としてはかなり贅沢です。
季節ものなので出来るタイミングで集中してやりたくなりますが、頻度を減らすなどして調整しましょう。

出社時の飲食代
これは、会社に弁当や水筒を持っていくなどして削減できます。毎日のスタバでのコーヒー代や、コンビニでのおやつ代なども含まれます。
1回あたりの費用は僅かですが、年間支出に換算すると相当な額になります。

その他
もし、次のことにお金を払っているのであれば見直したり、使い方を工夫してみましょう。
新聞代
ネットやSNS、YouTubeでの情報収集でも充分です。
テレビ+NHK受信料
テレビを所有しなければ、NHKの受信料を払う必要がなくなります。時間も節約できますね。
現金払い
現金払いが中心の人は、ポイント還元率の高いクレジットカードによる支払いに切り替えましょう。
定期代
定期代を半年分などまとめて購入すると割引を受けられます。定期代が1か月計算で支給される会社の場合は有効です。

節約を成功させるためのポイント

固定費の見直しは実施してしまえば、また同じように面倒な手続きをしない限り、元に戻ることはないので継続性が高いです。
一方、生活習慣による日々の生活費の削減は頑張ってもすぐに元に戻る人が多く難易度が高いです。
そのため、今まで節約がうまくいかなかった人は、固定費を中心に見直すことを検討しましょう。
それでも、節約が難しい場合は以下の手段も効果的です。
先に必要なお金を抜いてしまう
投資や貯蓄が目的であれば、目標とする金額を先に給与から抜くという手があります。
残った費用の範囲で使っていくという手段です。より強制力を高めるためには、自動引き落としによる積立投資が効果的です。
ただし、クレジットカードがあれば、現金が足りなくても使うことができてしまうので注意しましょう。

支出を記録して管理する
無駄な支出は記録することで把握しやすくなります。
家計簿をつけるという方法もありますが、アプリで管理すれば自動で銀行口座やクレカと連携できるので手間がかかりません。
マネーフォワードというアプリが、無料で利用できるのでおすすめです。

テレワークで支出を抑える
生活習慣の改善は、会社に出社していると難しいのですが、テレワークを取り入れるとがらりと変わります。
テレワークで自宅にいると、次のお金はほぼ使わなくなります。
- 仕事後の飲み会に使う交際費
- 昼食代や飲み物代に使う飲食費
- スーツやビジネスシューズなどの衣料費
元々、飲み会が多かった人は、月に10万円近く節約できたりもします。
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まとめ
これまで節約を意識してこなかった人で、すぐに実行できて効果が高いものは次のものです。
- 携帯電話料金(家族分含む)
- 保険費用
- 交際費(特に飲み会)の削減
これだけでも、5万円近くの支出削減をすることができます。
今、使いすぎているお金を投資にまわすことで、将来の生活が楽になったり、うまく行けば早期退職やセミリタイアもできたりします。
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今の支出をほどほどにすることで、今も将来も両方の生活も快適にできるため、無駄に使いすぎているものは削減するように努めるとよいです。